文/木下聡
86歳のお誕生日を迎えられた美智子さま
今月20日、上皇后美智子さまは86歳の誕生日を迎えられた。美智子さまは、体調不良に加え、新型コロナウィルスの感染拡大に対する懸念から、今年は初めのころから極力外出を控える自粛生活を続けられていた。
上皇ご夫妻は、今年3月末に皇居から東京都港区の仙洞仮御所に転居された。仙洞仮御所に転居されて以降、美智子さまは毎日長い時間を上皇陛下と過ごされており、朝夕にはお二人で庭を散策することを日課とされているという。

現在は仙洞仮御所にて穏やかな日々を過ごされている
美智子さまは昨年、白内障と乳がんの手術を受けられているが、現在も体調は優れないようだ。宮内庁によると、今年の5月以降、ほぼ毎日午後には体温が37度を超え、翌朝平熱に戻る症状が続いているという。
「美智子さまは、現在体調こそ優れませんが、上皇陛下と共に静かで心穏やかな日々を過ごされております。名前の通り、美しく知的な美智子さまは、今も健在です。いつ現場復帰しようとかとワクワクされています。
朝夕にお二人で庭を散策される際には、仲良く談笑され、とても幸せそうなご様子で共に過ごす時間を楽しまれているようです。大変素晴らしいことです」(宮内庁関係者)
[ad1]時に強いストレスを感じられることも
このように、穏やかな日々を過ごされている美智子さまだが、体調不良や、自粛のためにお出掛けや、知人や友人らとの交流が出来ないことに強いストレスを感じられてもいるという。
また、そうしたストレスから、周囲に厳しくあたられることが多くなっているようだ。『女性セブン』の記事では、次のような皇室記者の言葉が紹介されている。
お体の異変に加えて、長引くおこもりの生活。夏頃には美智子さまのご様子も“限界”と感じられることが少なくなかったという。
「終わりの見えないコロナ禍に不安が募るのも無理はありません。特に美智子さまは国民の模範であろうとされ、非常に厳しく生活を制限されてきました。いつもは穏やかで冷静な美智子さまが、その生活の厳格さのあまり、周囲に強いお言葉で接されることもあったそうです。やはり強いストレスを抱えておられ、このままでは心身にも重大な影響があるのではないかと周囲は震撼したそうです」
『女性セブン』(2020年10月8日号)

[ad1]
お誕生日に雅子さまを非難される美智子さま
こうした強いお言葉は、周囲の職員のみならず、時に皇后雅子さまに向けられることもあるようだ。今年のお誕生日に、両陛下は「上皇ご夫妻にコロナウィルスを感染させてはならない」という配慮から挨拶に伺うことを控えられたのだが、そのことに関して美智子さまは強い不満を抱かれたという。
「昨年、上皇后美智子さまがお誕生日を迎えられた日には、台風19号による大雨災害で多くの人々が被災していたため、当日予定されていた祝賀行事はすべて取りやめとし、ご一家での昼食会のみを行われました。
しかし、今年は、昼食会もなく、また両陛下が挨拶にも来られなかったため、美智子さまには複雑な感情が沸き起こったようです。特に雅子さまに対しては、『雅子さんも偉くなりましたね。恩知らずとはこういうことでしょう』『国民から大人気になったら、私に対する恩も忘れてしまったのかしらね』などと強いお言葉を用いられました。もっとも天皇陛下からすれば『雅子は皇后です。当然です。老害はいいかげんに』と仰りたいところでしょうが。
一方で、紀子さまは、上皇ご夫妻に対して、電話にて挨拶をされていたようです。ですが、通話中のほとんど時間、美智子さまは、如何に雅子さまが目上に人間に対する敬意を欠いたけしからん人物であるか、ということについて紀子さまに向かって滔々と語られていたそうです」(前出の宮内庁関係者)
平成の時代には、慈愛の心に満ちた偉大な皇后陛下としてカリスマ性を発揮されてきた美智子さま。しかし、常に優雅で穏やかな物腰や言動により、周囲の者からの尊敬を集めてきたのも、もはや過ぎ去った過去の話のようだ。
残念なことではあるが、体調不良や、厳格な自粛生活に伴うストレスにより、現在では、周囲に強い言葉を用いられることが多くなっており、職員の中にはそうしたご様子に辟易する者も少なくないという。
コメントを残す