秋篠宮家めぐる「耳を疑う6つの秘密工作」が話題に 皇室のオクでは何が起きているのか?



文/宮本タケロウ

皇室報道と陰謀論

いよいよ「立皇嗣の礼」が11月8日に挙行されます。それに伴うリハーサルもすでに二回終えており、いよいよ晴れ舞台が間近に迫ってきました。秋篠宮家ファンからは次々と「歓びの声」があがっています。

さて、読者の皆様はご存じの通り、皇室報道には陰謀論が付き物です。皇族が会見で述べた些細な事の裏を深読みして揚げ足を取ったり、ただの病気に過ぎないことを大げさに捉えて「○○は皇族の自覚がない」とムダな批判が生じることもしばしば。

そのような陰謀論者の言説にウンザリしている筆者ですが、今回は「雅子サマーズの陰謀論、完全撃退」と称して、皇室のオクでは何が起きているのか、主に秋篠宮家に対する陰謀論を論証していきたいと思います。

麗しき悠仁さまと雅子さま

紀子さま「雅子は水俣病の主犯」に滲む「愛子天皇」の悪夢 週刊誌による小和田家報道の怪

秋篠宮家は謝金目当ての公務?

陰謀論①:天皇家(内廷)の公務は謝金が出ないが、秋篠宮家の公務は謝金が出る

これ自体はその通りですが、それから「秋篠宮家は謝金目当てで公務しているヒドイ宮家」という論理展開になるとただのデマ・陰謀論になります。

なぜなら公務で謝金を得ているのは秋篠宮家に限らず、高円宮家や常陸宮家も同じだからです。

また、秋篠宮家が公務を謝金の有無で選り好みしているというデマがありますが、これも明確に否定できます。根拠は秋篠宮殿下の以下の発言です。

私たち皇族は,公的ないろいろな仕事をしていくのは当然なことであると思うのですけれども,あくまでも私個人としては,自分のための公務は作らない。つまり自分がしたいことはいろいろあるわけですけれども,それが公務かどうかはまた別ですね。私は公務というものはかなり受け身的なものではないかなと。

こういう行事があるから出席してほしいという依頼を受けて,それでこちらもそれが非常に意義のあることであればそれを受けてその務めをする。私自身はそういうふうに考えて今までずっと来ています。

文仁親王殿下お誕生日に際し(平成16年)

あくまで公務は「受け身」というのが秋篠宮家の立場です。

そもそも、宮家皇族は国庫に依存しない独立会計を前提に皇室経済法が組まれた経緯を考えますと「名誉職が収入源」というのは構造的に「宮家とはそういうものですよ」としか言えませんね(ま、雅子サマーズは歴史的経緯など何も知らないので仕方ありませんが)。

秋篠宮家の海外公務は観光旅行?

陰謀論②:秋篠宮の海外公務は「海外旅行」である

これも根拠不明なのですが(苦笑)、そもそも皇族の海外公務はみな「国際親善」を目的にしているわけですから、海外旅行的な「視察」や「会食」が多くなるのは当然です。

「なんで『海外旅行』っていう陰謀論が湧いてくるのかなァ」と思って調べたら、おそらく下記の平成26年秋篠宮殿下誕生日会見が元ネタ(?)で、この発言をうまくチェリーピッキング(つまみ食い)して妄想を膨らませているという可能性が濃厚になりました。

天皇の公式訪問であると,国賓という形がとられることが多いと考えますけれども,皇族の場合には,国賓としての訪問というのはまずないわけです。そうすると国際親善・親善訪問という形になろうかと思います,枠組みとしてはですね。

ただこれは,なかなか受け入れる側としても,皇族,しかも天皇でもない皇太子でもない皇族をどう捉えていいかというのは難しいときがあるのかなという気がします。(中略)行った中で向こうの元首の方であったりとか大臣だったりとかとお話をしている中で,今回あなたたちが訪れた目的は観光旅行ですか,というふうに聞かれたことが2回くらいありますかね。こちらも観光旅行ではないけれども,かといって単なる親善だけですと主たる目的が見当たらなくて,なかなか答えるのが難しかったことがあります。

皇族ですから,外交に携わってはいけないわけです。(中略)もし公式の訪問をするのであれば,例えば外交関係ができてから何十周年であるとか,(中略)何か一つの核になるものがあるべきではないかと思います。

そうではなくて単に親善ということを目的とした公式訪問というのは,(中略)そういうものは余りよろしくないな,というふうに考えております。

文仁親王殿下お誕生日に際し(平成26年)

つまり、「’’公式訪問’’をするならただの’’国際親善’’ではいけない」と自らを律する発言なわけですが、なぜか雅子サマーズはこれを「秋篠宮が観光旅行をしたいと言った発言」と捉えるんですよね。不思議ですね。

愛子さまは帝王学を受けている?

陰謀論③:帝王学を受けていない秋篠宮ではなく、帝王学を受けている愛子さまが皇位に就くべき

これは事実誤認ですね。「愛子さまが帝王学を受けている」という前提が現実的ではありません。そもそも愛子さまに皇位継承権はありません。

少し考えれば誰にでもわかることですが、皇位継承権のない人に帝王学を授けるほど天皇陛下はお暇ではありません。

秋篠宮殿下が「高齢で即位はできない」と言ったのは事実かもしれませんが、しかし上皇陛下は秋篠宮殿下にも帝王学を学ばせているようです。

天皇陛下:
(前略)将来の皇室の在り方については,皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要と思います。二人は長年私と共に過ごしており,私を支えてくれました。天皇の在り方についても十分考えを深めてきていることと期待しています。

皇后陛下:

(前略)東宮も秋篠宮も孫として昭和天皇のおそばで過ごす機会を度々に頂き,また成人となってからは,陛下をお助けする中でそのお考えに触れ,日々のお過ごしようをつぶさに拝見し,それぞれの立場への自覚を深めてきたことと思います。(後略)

天皇陛下ご即位二十年に際し(平成21年)

天皇陛下と秋篠宮殿下は、二人とも昭和天皇と上皇陛下から帝王学を受けて来たようです。また、雅子サマーズは「上皇は雅子さまをイジメた」とか、上皇を苛烈に批判することが多いのですが、その理屈から言うと、上皇から直々に帝王学を受けた現天皇陛下は不適格ではないのでしょうか?

秋篠宮の「立皇嗣の礼」を阻止しなければならない

陰謀論④:秋篠宮へ皇統が移るの防ぐために「立皇嗣の礼」断固反対!

よく言われることですが、「秋篠宮に皇統が移る」の時点で事実誤認があります。

なぜなら、「立皇嗣の礼」は皇嗣になる儀式ではなく、既に皇嗣である秋篠宮殿下を内外に宣明する儀式だからです。ゆえに、「立皇嗣の礼」などやるまでもなく、令和となった時点で皇統は秋篠宮に流れているのが事実なのです。

(佐藤公子註:法律上の扱いは別にして、「立皇嗣の礼」を経なければ宮中三殿に昇れないため、皇室伝統上は大きな意味がある)

秋篠宮宅の改修費に33億円は高い?

陰謀論⑤:自宅の改修費に33億円も費やすのは高すぎる。

まず、皇族邸は皇室用財産であって、皇族の個人資産ではありません。

また、鉄筋コンクリートでチタン屋根の新・秋篠宮邸は耐用年数は少なくとも数十年であり、秋篠宮殿下が天皇となった後も使われる予定です。賓客接受機能を持った建築物が皇室に複数あることは良いことではないでしょうか?

加えて、私(宮本タケロウ)は宮内庁に情報開示するなど、秋篠宮邸の工事費について調べましたが、なんと25億円でした。メディアで言われている金額よりも8億円安いです。(ただし元宮内庁職員の小内誠一さんに話を伺ったところ「おそらく本宅建設費25億円と、周辺整備費8億円で合計33億円でしょう。宮内庁は割り振られた予算はキッチリ使うので、8億円もプライスレスになるとは考えにくい。総工事費25億円なら残りの8億円は紀子さまのポケットかも」とのことでした。参考記事リンク

例えば昭和の時代も東宮御所のほか、高松宮家の光輪閣という建物(高松宮の個人資産)があり、内親王の結婚式などに使用されたりもしました。

また、「税金の無駄」で言えば、2006年の皇太子家(現陛下ご一家)のオランダ静養にはたった15日間で1億円かかりましたが、その内訳は「内廷費だから」という理由で未だに非公開。宮内庁に情報公開請求してもプライベート部分については開示されません(当たり前ですが)。

ま、他にもいろいろ知ってますが、あまり言わないでおきます。

最後に、秋篠宮家へのアゲ記事について…

陰謀論⑥:宮本タケロウは秋篠宮家から金を貰ってアゲ記事を書いている

これはデマです。てか、むしろ秋篠宮家からお金がもらえるなら欲しいくらいです(笑)。(佐藤公子註:宮本タケロウさんは秋篠宮家の職員と大変仲が良

「○○を誉める奴は○○からカネを貰っている」というのはネトウヨ・パヨク論法ですので、あまり言わない方が良いかと思います。日本人は皇室が大好きです。天皇家派も本当は秋篠宮家のことが大好き。秋篠宮家派も天皇家が本心ではとても敬愛しているのです。天邪鬼にならず素直になりましょう。

情報を正確にするため、記事の一部に本サイトの記者・佐藤公子さんが加筆しています。

紀子さま「雅子は水俣病の主犯」に滲む「愛子天皇」の悪夢 週刊誌による小和田家報道の怪