紀子さま「雅子は水俣病の主犯」に滲む「愛子天皇」の悪夢 週刊誌による小和田家報道の怪



文/宮本タケロウ

愛子さまが天皇になる夢…

11月8日に執り行われる“立皇嗣の礼”。規模を縮小しての挙行になるようだが、さる官邸筋からの話によれば紀子さまご実家・川嶋家からもお一人参列されるそうだ。「紀子さまは皇室に入られた後も、実家離れができていない。むしろ川嶋家が皇室に食い込んでくる」——そう語るのは元宮内庁職員の小内誠一さんだ。

紀子さまご尊父・辰彦さん(学習院大学名誉教授)がパチンコ業界の社長と一緒に韓国旅行に行かれたり、実弟・舟さん(東京農業大学准教授)が保守系団体の顧問を務められたいと、驚くべき皇室利用をしてしまっている(週刊新潮 2019年6月6日号掲載)。秋篠宮家派の私としても「脇が甘い」と言いたいところだ。

これに対抗してだろうか、さる秋篠宮家関係者から「紀子さまは『雅子さまのご実家は水俣病の主犯なのに』と盛んに仰る」と証言してくれた。これは確かに雅子さま御成婚時にも宮内庁で議論された機微に触れる問題だ。この紀子さまの意を受けてだろうか、一部の秋篠宮家派週刊誌から「雅子さまの親族について触れる」記事が多くなってきた。その代表が『週刊女性』2020年3月16日号に衝撃の記事が掲載された『雅子さま祖父が語っていた「愛子さまが天皇になる夢を見た」』だ。

記事の内容は、愛子様が誕生された後、雅子さまの母方の祖父・江頭豊氏が「愛子さまが天皇になる夢を見た」と言い、自分の曾孫である愛子さまの天皇即位を望んだという内容である。

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雅子さまとご実家

ひとまず記事を引用しよう。

雅子さまの祖父・江頭豊さんにも、愛子さまにまつわる”秘話”があるのだという。江頭豊・寿々子夫妻を知る人物が語る。

「江頭夫妻は、愛子さまのご誕生をたいへん喜んでいました。あるとき豊さんが『愛子さまが天皇になる夢を見たんだよ』と、とてもうれしそうに話していたことがありました。雅子さまも、お祖父さまの夢のことはご存じだと思います。豊さんは、愛子さまの聡明さがもっと世間に伝わってほしいという気持ちも抱いていたようです」

豊さんが亡くなったのは’06年9月。愛子さまがお生まれになったのは’01年12月であるから“夢”はその間に見たことになる。

「ちょうど15年ほど前は、女性天皇容認へという機運が高まっていた時期でもありました。’05年、小泉内閣のときに『皇室典範に関する有識者会議』が招集されて、愛子さまが皇位継承者となられるように、皇室典範が改正されようとしていました。豊さんは、もしかしたら自分の夢が正夢になると思われたのではないでしょうか」

女性自身ウェブ版(2020年3月16日)

そして、『女性自身』の記事は「愛子さまが来日した外国の王族に対して通訳なしで英語で会話をされた」と、語学力などという天皇にとってはどうでもいい能力を誉めそやした後、以下のような一言で記事を終える。

雅子さまは最愛の祖父の“夢”を胸に秘められたまま、女性天皇問題が本格的に審議される日を待ち続けていらっしゃるのだろうか――。

同上

ベテラン皇室ジャーナリストの見解

この記事の問題点を、ベテラン皇室ジャーナリストのI氏とY.T氏に伺った。

I氏:「この記事はいわゆる『雅子さまアゲ』を目して書かれた記事なのでしょうが、感心しません。なぜなら、『皇室の外戚が自分の外孫を皇位に就けたがっている』ことを堂々と述べているからです」

Y.T氏:「確かに。この内容では『令和の次は江頭王朝、小和田王朝を創設させよう!』と皇后の御実家が希望していることになってしまいますからね…記事を書いた記者は単に愛子さまに雅子さまの親族の立場からスポットを当てたかっただけなのでしょうが、これでは逆に『雅子さまのご実家は外戚として権勢をふるっている!』や『現代の藤原道長か蘇我馬子じゃないか!』と批判されてしまいます

I氏:「ま、『女性自身』のレベルの低い読者層にはこういう感情に流されるタイプの記事のほうが受けが良いのかもしれませんが」

(一同笑)

宮本:この記事でお二人が問題だと思うポイントは何でしょうか?

I氏:「基本的に全文が問題だと思いますが(笑)…特に私としては、最後の部分ですね。

ーー雅子さまは最愛の祖父の“夢”を胸に秘められたまま、女性天皇問題が本格的に審議される日を待ち続けていらっしゃるのだろうかーー

という一文です。皇室は基本的に“無私”で“公平”あるものなのに、これでは雅子さまが『愛子さまを天皇に即位させたがっている』ことになってしまいます。しかも、“祖父の夢”という非常に個人的な動機でね

Y.T氏:「同感です。例えば紀子さまの御実家、川嶋家の辰彦氏(紀子さま尊父)や舟氏(紀子さま弟)などは、メディアに発言が出たとしても、川嶋家は『悠仁さまを天皇にすべき』とは決して言いませんものね」

宮本:確かにそうですね。

美しい雅子さまと麗しい愛子さま。

畏れ多いことを口走る雅子さま祖父…

I氏:「まだ正式に結婚となったわけではありませんが、小室家ですらそんなこと言いません(笑)。普通、『私の孫、曾孫が天皇になるのが夢』だなんて、畏れ多くて言えませんよ。

ま、繰り返しになりますが、江頭豊氏がたまたまそういう夢を見たのでしょう。それを気の許せる人に口走った。いわば”失言”です。そこまでは良いと思います。が、良くないのは週刊誌がそれを『雅子さまがその”祖父の夢”を叶えたがっている』などと無駄なことを書くことです」

Y.T氏「ええ。雅子さま自身がそう言ったわけではないのは明白なのに、変な憶測を呼んでしまいますからね」

ー以上、同『女性自身』の記事の問題点を皇室報道の大ベテランである両者に伺った。

I氏とY.T氏の言う通り、「雅子さまの実家が外戚として権勢をふるいたがっている」という記事をあたかも“美談”のように掲載するのは、いくらなんでも無邪気過ぎるだろう。

おそらくは雅子さま自身も祖父の「失言」をこのような形で取り上げられるのは不本意なはずだ。

出版界は不況で、“偏った記事でないと売れない”という事情もあるかもしれないが、本当に雅子さまに心遣いをするつもりがあるのなら、『女性自身』にはくれぐれもデリカシーを保った言論を心がけてもらいたいものだ。

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