秋篠宮殿下、陛下に語った「父としての覚悟」 立皇嗣を“中止”できないワケとは



文/佐藤公子

立皇嗣の礼

昨年から続く即位礼関連の最後の国事行為である「立皇嗣の礼」が、いよいよ11月8日に迫っている。かならずしもコロナ禍が収まっていない状況での挙行に、「もう少し様子を見てからでもよかったのでは」など様々な声があがっているが、一部の秋篠宮家派は「十分に待った。秋篠宮殿下の晴れ舞台が楽しみだ!」「美しい紀子さまのお姿を拝見するのを心待ちにしています」と賛辞を惜しまない。今回の立皇嗣は、平成の「立太子の礼」を踏襲しながらも、感染拡大抑止の観点から招待客を350人から50人にまで減らし、祝宴にあたる“饗宴の儀”は取りやめとなっている。

皇室ジャーナリストによれば、この簡素化の流れはコロナ禍だけが要因なのではなく、秋篠宮殿下の深い御配慮があったからだという。

「2017年のお誕生日会見で、秋篠宮さまは『大嘗祭は私費で』『身の丈に合った儀式を』といったご発言を残されました。このことは、天皇陛下の御即位行事への苦言として物議を醸しました。

有言実行したかったのでしょうか、今回の“立皇嗣の礼”の挙行をどうするかについて話し合った際に、当事者である秋篠宮殿下は『自分は皇太子ではなく皇嗣です。高齢での即位は辞退したいと考えている。なので儀式は可能な限り簡素に』という強い希望を加地隆治皇嗣職大夫を通じ官邸筋に伝えられましたそうです」(皇室ジャーナリスト)

当初、政権幹部は「コロナが落ち着いたら、盛大にやりたい」と語っていただけに(朝日新聞2020年4月14日、楢崎貴司記事)、規模を縮小しての挙行には秋篠宮殿下のご意向が深くあったことは容易に想像がつく。

古式にのっとった衣装の秋篠宮殿下と眞子さま。

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眞子さまの件でお苦しみの殿下

ところで、秋篠宮殿下が皇太子の尊号を辞退され皇嗣を選ばれたこと、そして高齢での即位に後ろ向きでることは、朝日新聞2019年4月20日朝刊などで既に報じられたとおりだ。そのような心境であるにもかかわらず、皇位継承者となったことを内外に広く示す「立皇嗣の礼」を挙行することに、秋篠宮殿下が進駐複雑であることは容易に想像がつく。

だが規模を縮小したからといって、コロナ禍が収まりきらない「今」執り行う必要があったのだろうか? この裏舞台についてさる宮内庁幹部は次のように語る。

「秋篠宮殿下は、二つの問題に板挟み状態であったと拝察いたします。一つは、感染拡大が収まりきらない状況でご自身の“慶事”を執り行ってよいのかという良心の呵責。もう一つは、眞子さまの結婚問題を早期解決させるためには、はやく“立皇嗣の礼”を終えたいという親心です。

眞子さまは“立皇嗣の礼”の後に、小室圭さんとの結婚についてお言葉を発表されるとご両親に約束されました。2018年2月7日に、2020年中まで延期と眞子さまは発表されましたが、その2020年も残すところ2カ月を切っています。

紀子さまは9月6日の誕生日文書において『長女の気持ちをできる限り尊重したい』と結婚容認を口にされました。立皇嗣礼の後、11月30日には秋篠宮殿下の誕生日会見も控えています。この11月に眞子さまの一件をすべて解決したい——そのために11月8日に挙行を決定されたのです」(宮内庁幹部)

幸せいっぱいの婚約内定記者会見(2017年9月)。眞子さまの美しさが際立つ。

眞子さまの件が深く影響

眞子さまの一件を早く解決したい——そんな秋篠宮殿下の複雑な心境の背景には様々なドラマがあったようだ。10月上旬、秋篠宮殿下は天皇陛下とプライベートで何度も会われ、そこで何度も自身の想いを吐露されていたのだ。その時の様子をさる宮内庁職員が次のように語る。

「殿下は『実は、立皇嗣の後に眞子の件を進展させるつもりだ』と切り出されました。現在暗礁に乗り上げた眞子さまと小室圭さんの結婚の件ですが、既に秋篠宮ご夫妻は眞子さまの説得を諦め、時期を見て降嫁させるご意思を固められています。

陛下に対し『長女(眞子さま)とKKの一件については陛下にも心配をおかけして申し訳ない。一人の親として長女の気持ちを叶えてあげたい』と心境を吐露されました。陛下は殿下の言葉を無言で聞き続けられました。兄として天皇として様々な想いがよぎったものと拝察いたします。今上陛下のその立派なお姿は、昭和天皇にも負けない威厳です。

3年に渡り進展がなかったこの問題ですが、殿下は立皇嗣を前に、乱暴な言い方ですが事を荒立てたくなかった。立皇嗣はご自身にとっても一つの区切りですから、儀式を終え、家の中が落ち着いたタイミングで眞子さまの件も国民の理解を仰ぐおつもりだったようです。

もし立皇嗣礼がこれ以上延期になれば、眞子さまがお気持ちを発表する機会が失われてしまう恐れがあります。殿下は長い間、この時期に進展をと考え水面下で調整を取られてきたため、ここで立皇嗣を延期するわけにはいかないと考えられているようです」(同前)

長きに渡り国民の大きな関心事であった眞子さまと小室圭さんの問題。秋篠宮殿下は、天皇陛下を支え、国民と苦楽を共にする皇嗣として、また、眞子さまにとってたった一人の父親として、大きなご決断を迫られている。

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