石破茂「愛子天皇、排除せず!」 仰天発言の真意とは?



文/宮本タケロウ

自民党総裁選

本日午後、自民党の総裁選が行われます。

下馬評では菅官房長官有利との報道ですが、本日総裁が選出された後、今月にも与党の発議で新しい総理大臣が選出されることになり、約8年続いた安倍総理が退陣する形になります。

総裁選への立候補を表明しているのは菅官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の3人です。

安倍政権を支える保守層は「男系維持」を主張しており、「女系」ではなく「女性」天皇にすら反対論が強いため、安倍政権下で本格的な検討は行われてきませんでした。

新政権下で女性・女系天皇への議論は進むのか否か。総裁選立候補の3人の皇室・皇位継承の問題に関しての考え方を振り返ってみたいと思います。

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石破茂VS菅・岸田 か?

総裁選候補3人のうち、この問題で最も積極的に発信しているのは石破氏だ。出馬に際してのインタビューで「皇室がなくなったらどうするんだと真剣に考えねばならない」と天皇制存続に危機感を表明。

男系の女性天皇は「当然あり得べしだ」と提起し、女系についても「選択肢は排除されるべきではない」と踏み込んだ。

時事通信(2020年9月14日)

以上のように、立候補者3人のうち、最も女系容認に踏み込んだ発言をしているのが石破茂です。

これに対して、岸田文雄や菅義偉はどうでしょうか。本日付の時事通信にはこのように報じています。

これに対し、岸田氏は歴代天皇が男系で継承されてきたとされる「伝統」を重視する。「私は男系天皇の継承に歴史と重みを強く感じている一人だ」と強調。

菅氏も「男系継承が古来、例外なく維持されてきた重みを踏まえながら慎重かつ丁寧に検討を行っていく」との政府見解を引用し、女系容認に慎重な立場をにじませた。

菅氏は「まずは天皇即位に伴う行事がつつがなく行われるよう全力を尽くす」とも語り、年内にも執り行われる秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」が終わるまで、議論を先送りする考えを示す。

安倍首相は過去に「長い歴史の中で女系天皇は存在しなかった」として男系維持を主張したことがあり、菅氏もこうした見解を共有しているとされる。

同上

二人とも「女系天皇」には慎重な構えを崩していません。

石破茂「女系は排除されるべきではない」

菅義偉・岸田文雄「男系継承の重みを踏まえる」

皇位継承の議論に関しては、石破茂と他2人は正反対と見える立場です。

菅義偉「旧宮家の復帰は考えていない」

「男系継承の重み」を強調する菅官房長官ですが、しかしながら、菅官房長官は過去にこのような発言をしたことでも知られています。

山尾志桜里議員(立憲)「旧宮家の子孫の方々の皇籍取得の意向を、政府として確認したことはないか」

菅官房長官「今までやっていないし、そこは考えていない」

このように、菅官房長官は政府として皇籍復帰に関する意向を旧宮家の方々に確認したことはなく、今後も確認する考えはないと述べているのです。これには党の政務調査会(自民党の政策の調査研究と立案を担当し、審議決定をする機関)トップである岸田文雄も同意見のことと思われます。

これは「男系継承の重みを踏まえる」という菅・岸田両氏の考えとは全く異なります。

「男系継承の重みを踏まえる」と「旧宮家の復帰は考えていない」という二律背反の主張のウラには一体何があるのでしょうか?

政権幹部の真意とは?

この件について、自民党の内部に詳しいK氏に聞いてみました。

K氏「菅官房長官は安倍政権で何度も何度も虚偽答弁やごまかしの答弁を繰り返してきましたので、2月の『旧宮家の復帰は考えていない』という答弁も“虚偽答弁”である可能性も一部では指摘されています。なぜなら、『男系継承の重みを踏まえる』ならば、『旧宮家の復帰』を考えなければいけませんので」

なんと、「旧宮家の復帰は考えていない」は虚偽答弁である可能性もあるという。しかし、皇室の問題で“虚偽答弁”という不敬なことをするのだろうか?

K氏「上皇陛下の退位に関しても、政権は『関知していない』などとことが公になるまで『知らない』と繰り返してきました。ですので、皇室の事でも政府は簡単に“虚偽答弁”するし、むしろ、皇室のことだからこそ、堂々と“虚偽答弁”をすると言えるかもしれません」

K氏は“虚偽答弁”の可能性を指摘するが、しかし詳しく聞くと、K氏自身はその可能性は低いという主張らしい。

K氏「しかし、この件については、本気で政府は“旧宮家の復帰”は考えていないと思って差し支えないと思います。というのも、辺野古移設や安保法制など、痛烈な反対があったことでも強引に進めてきた安倍政権が本気で“旧宮家の復帰”をやろうとしているのであれば、とっくにやっているはずですから。

なので、私は、菅官房長官にしても岸田政調会長にしても、考えているのは、悠仁さまへの皇位継承を盤石にしつつ、石破茂の言う『女系の可能性を排除しない』を両立させる方法…つまり、“セーフティーネットとしての女系容認”“悠仁さまを守るための女性宮家の創設”ではないでしょうか」

悠仁さまを守るための女性宮家とは?

しかし、“女性宮家の創設”というと、小室圭さん・眞子さまの宮家「小室宮家」が創設されるのでは?という危惧があるが…

K氏「その心配はありません。菅官房長官は今秋の“立皇嗣の礼”以降に議論を本格化させると言っています。これはちょうど、眞子さまの婚約延期のレッドライン(2018年2月から2年半延期)と重なりますね? 政府としては“女性宮家創設”に障害となる小室圭さん問題のカタがついてから議論を本格化させるつもりです。小室圭さんと眞子さまが結婚して、皇籍離脱をしたのちに、“女性宮家の創設”に向かっていく、こうなるだろうと党内では予定調和的にすでに動いています」

なるほど。妙に納得してしまった。

K氏の談が正しいとすると、石破茂氏の「女系は排除しない」も菅・岸田氏の「男系継承の重みを踏まえる」も実は根っこは同じで、両立可能の主張だということになるだろう。

つまり、誰が総理大臣になろうと、「女系は排除しないが、基本的には男系継承を重みを踏まえる」ということだ。

よって、“愛子さま天皇即位”はどう転んでもあり得ないとなるだろう。

K氏によれば「悠仁さまに男のお子様が多く生まれれば、“女性宮家”も一代限りとなり、自然消滅することになるでしょうね。愛子さまも天皇になりえません」とのことらしい。

皇統を守るため、悠仁さまの健やかな成長を祈りたい。

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