悠仁さま“教育費”がピンチ!「贅沢三昧」で秋篠宮家の懐事情がひっ迫か



文/宮本タケロウ

宮家のままでいた秋篠宮家

眞子さま・小室圭さん結婚問題で物議をかもして久しい秋篠宮家。次の動きは“立皇嗣の礼”の後に予定される“眞子さまお気持ち発表”まで待たなければいけないかもしれません。

ところで宮家当主の秋篠宮さまが陛下の即位と共に皇嗣となったにもかかわらず、内廷扱いを辞退され、宮家皇族の立場にとどまったことについて、次のような声が聞かれます。

  • 自由気ままに生活したいからだ
  • 公務の謝礼金で贅沢三昧したいからだ

さらに、内廷扱いにならないにも関わらず、皇族費が年間6710万円から1億2810万円に倍額されたことで、「金だけ増やして義務を担わない」と批判をされることがあります。

こうした批判は一見、的を射たものに見えます。当サイトの別記事でも紹介されていましたが、宮家の公務に“高額のお車代”が付くことは実際にあることです。ですが、そもそも”宮家皇族の経済”と”天皇家(内廷)の経済”を比較した視点が欠如した批判であるのも確かです。

内廷ではなく、宮家皇族のままでいることで、何か得することがあるのでしょうか?

今回は、森暢平『天皇家の財布』(新潮選書、2003年)をもとにこの問題を少し立ち止まって深く考えてみたいと思います。

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天皇家の経済と宮家の経済の違い

まず、皇室の費用には天皇家の私費は内廷費、宮家の私費は皇族費、皇室全体の公費は宮廷費という3つの枠組みがあり、『天皇家の財布』には天皇家の経済と宮家の経済の違いについてこう書かれます。

経済面から見ると、天皇家にいる雅子さまと、宮家の紀子さまの立場は大きく異なる。雅子さまが実家の母親にいくら長電話を掛けても、御手元金(私費)から電話代を払うことはない。天皇家の電話代は私的なものでも公費(宮廷費)で支払う。ところが、紀子さまが実家に電話した分は、私的な費用(皇族費)から払う必要がある。

森暢平『天皇家の財布』新潮選書、2003年、159-160頁

実家への長電話はどう考えても私用だと思うのですが、雅子さまは公費、紀子さまは私費で負担するようです。さらに、公費・私費の割り振りは電話だけではなく、生活すべてに及びます。

天皇家の場合、住まいの水道光熱費、電話代などは宮廷費が持つ。広く生活に関係する費用は、私的な分も含めて国が面倒をみるのだ。

ところが、宮家の住居では、公邸部分と私邸部分を区別し、前者の維持管理費は宮廷費で負担するが、後者は皇族費(御手元金)で払わなければならない。 天皇家の宮廷費(公)と内廷費(私)の線引きは、比較的「公」がカバーする範囲が広い。一方、宮家の宮廷費(公)と皇族費(私)の線引きは、「公」が賄う部分が狭いのだ。

別の例を挙げると、宮家皇族の地方旅行では、交通費は宮廷費から出ず、代わりに招待者が払うケースがある。御料牧場製品についても、天皇家のように無料ではなく、購入する形になっている。

森暢平『天皇家の財布』新潮選書、2003年、160頁

いかがでしょうか。

秋篠宮家が地方公務をしようものなら、「謝金欲しさにやっている!」「贅沢三昧している!」という声も聞かれますが、そもそも公務の交通費にすら公費が使えないというディスアドバンテージが存在することはしっかりと考えておかなければいけません。宮家が“お車代”を貰うのは当然のことで、全く問題なく正しいことです。秋篠宮家派の皆さんは、ホッと胸をなでおろしていることでしょう。

秋篠宮ご夫妻

秋篠宮家の食費

また、天皇家の食事はすべて宮内庁大膳課の調理人(公務員)が作りますが、宮家の場合は私費で雇った料理人が作ります。実際には「品位」ある生活を求められながらも、「贅沢」とは程遠い生活をされておられるのが現実です。皇族方は総じて「清貧」に過ごされているというのが現実だと思います。

上記の通り、「宮家は御料牧場製品も購入する形となっている」ので、例えば、御料牧場の牛乳と卵でプリンを作ろうとすると、

プリンの材料:卵、牛乳、上白糖、水

のうち、天皇家は上白糖と水だけを私費で買えばあとは大膳課の公務員が作ってくれるのに、秋篠宮家は全てを私費から購入し、さらにガス代・電気代も払って、料理人の給料も払わなければプリンを食べられないという事になりますね。

晩餐会ではない天皇の私的な食事すらも公務員が料理するというのは不思議な感じがしますが、これは、「天皇(ご一家)は存在すること自体が仕事である」という天皇の法的存在論が前提にあるのだと思います。尊いその存在そのものが国民のためにある——。そこにこそ価値があるのです。そこにこそ魅力を感じるのです。

そもそも宮家皇族は自立することが前提

このように、天皇家と宮家で公費と私費の振り分けが全く異なるわけですが、これはそもそも宮家皇族はある程度国から独立した会計を前提とされているという理由があります。

内廷費について、皇室経済法は「(天皇と内廷皇族の)日常の費用その他内廷諸費に充てる」と明記してある。一方、皇族費については、「皇族としての品位保持の資に充てる」としか記していない。

皇族費は、宮家皇族の生活費のすべてをカバーする建前にはなっておらず、あくまで「品位保持」のため、生活費を補填するものと位置付けられている。別の言い方をすれば、宮家の場合、皇族費以外の収入が想定されているのだ。

前掲書、167頁

このように、法的に生活が完全に保証されていないのが宮家の経済であるということがお判りいただけるかと思います。こうした点から、宮家皇族は国民の中産階級~富裕層程度の金銭感覚であると言われますし、銀座で飲むこともあって、高円宮殿下などは居酒屋で知人と飲食したと伝えられます。寛仁親王に至っては、銀座のクラブどころか、風俗店に行ったことまであると仰ったことは夙に知られる事実です。

皇室経済法は「(天皇と内廷皇族の)日常の費用その他内廷諸費に充てる」と明記してある。一方、皇族費については、「皇族としての品位保持の資に充てる」としか記していない。

この点をオミットして、秋篠宮家の公務は「謝金目当ての公務!」と主張するのは再考が必要でしょう。また、上記のように内廷と宮家で会計方法が全く異なるわけですので、何十年も宮家皇族として活動してきた一家がその職員も含めて全て内廷扱いとなると、”会計方法の違い”により宮様方のみならず、職員や宮内庁にも非常な混乱が生まれると予想されます。

コストパフォーマンスを考えると、秋篠宮家が宮家に留まったのは、致し方ないことだと言えるのではないでしょうか。

秋篠宮ご夫妻と悠仁さま

悠仁さまの教育費がピンチ!

以上、天皇家と宮家の経済の違いについて述べてきましたが、最後に、天皇家と秋篠宮家で同じ費用の枠組みがとられているものがありますので、紹介したいと思います。

それは、教育費(学費)

皇室では、悠仁さまの教育費も愛子さまの教育費も公費(宮廷費)ではなく、私費(内廷費と皇族費)から支出されています。悠仁さまの学費が私費なのは、宮家皇族なので理解できますが、愛子さまの学費が私費なのは何故でしょうか?

愛子さまが将来、学習院初等科に通う時、授業料は内廷費(私費)扱いになる。ところが、愛子さまが男の子だったとしたら、授業料は宮廷費(公費)だ。男女で扱いが異なる。これには女性天皇が認められていないという背景がある。(中略)皇位継承者の教育は国が費用を負担する。

前掲書、75-76頁

悠仁さまは宮家皇族だから学費は私費、愛子さまは将来天皇にならないから学費が私費となる。我々一般国民とは縁遠い複雑な会計ですね。

紀子さまは折に触れ「お金がない!」と仰っていることが週刊誌などで取り上げられます。実際、宮内庁関係者の話を伺っても「品位を保つ生活には先立つものが必要。秋篠宮家は特にお金がかかる」というのは事実のようです。煌びやかな品位を保つために、悠仁さまの教育費が削られるのが現実のようです。

ですが、宮家という道を選んだのは秋篠宮家です。なので「悠仁さまの教育費がピンチ!」という事態だけはなんとか…。元宮内庁職員の小内誠一さんは「秋篠宮家は“お車代”欲しさに、悠仁さまの“教育費”をケチった」と皮肉を込めて言うこともあります。たしかに秋篠家が内廷皇族になっていれば、悠仁さまの教育費はすべて国費で賄われ、帝王学に必要な充実した留学なども存分にできたのです。

今必要なのことは、愛子さまと悠仁さまのお立場を明白に、お二人とも大切な皇族であるという観点から、しっかりとした土台を築いてゆくことです。国民は健やかなお二人の成長を心から願っていますし、紀子さまの優しい笑顔が見られる日を楽しみにしています。

悠仁さま“命名”は、雅子さまへの「嫌がらせ」だった 美智子さまと水俣病

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