雅子さま驚いた、愛子さまの「帝王学」 “国際感覚”を受け継ぐ「美しき母子愛」はいつまでも



文/佐藤公子

愛子さまのご質問

「日本にはどれくらいの難民が来ているのですか?」

赤坂御所関係者のFさんは「愛子さまが唐突にそうつぶやいたので雅子さまが驚かれたそうです」と振り返る。

それは、先月半ばころのことだったそうだ。

「突然、愛子さまが雅子さまに『日本にはどれくらいの難民が来ているのですか?』とお聞きになったといいます。なんでも、愛子さまが選択した大学の授業に“難民問題”に関するものがあり、夏休みのレポートを書く必要があったそうで、元外交官で国際政治に詳しい雅子さまに質問をしたとのことです」(Fさん)

社会問題に関する知識を深めるのも皇族としての務めであり、18歳で大学1年生となった愛子さまの知的レベルの成熟をうかがわせるエピソードだ。よく「日本は他の先進国に比べて難民を受け入れていない」とよく言われるが、愛子さまが問題意識として感じたことは少し違ったらしい。

「さすがの雅子さまもとっさにはお答えできなかったそうですが、愛子さまは次いで『今は難民をたくさん受け入れている北欧も、昔は難民を受け入れておらず、受け入れを開始して様々な問題に直面をすることになったようですね』と、マスコミで喧伝されるような“北欧の人権意識の高さ”を述べるのではなく、それに付随する様々な社会問題・摩擦に関しても知識をお持ちだったそうです。というのも、夏休みに国際的な難民問題の本を一つ買ってお読みになったとのこと」(同上)

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愛子さまの夏休みの読書

愛子さまがお読みになったのはノルウェーにおける難民問題を扱った『声なき叫び』(ファリダ・アファマディ著、2019年、花伝社)だそうだ。

著者のファリダ・アファマディ氏は1991年にノルウェーに亡命したアフガニスタン人の女性(1957年生)である。

「一般に北欧は難民を多く受け入れて、500万人の国民のなんと14%が移民だと言います。外国人移住者にやさしいイメージがありますが、実情は決して簡単ではなく、イスラームに対する偏見や差別などもあるようで、この書籍はそうしたことも淡々と描いています」(同上)

同書はノルウェー在住の外国人女性の一人一人の“生の声”を基にした内容で、登場する女性たちの半分が難民様々な理由で移住してきた人たちだ。

「難民にやさしい国、ノルウェー.」..にも拘わらず、彼女らの何人かはスラムで暮らしており、生活が苦しく、心身の不調を抱えている人も少なくない。「私たちにとって、目に見えない痛みの原因は文化なんですよ」「私が苦しんでいるのは、ノルウェーが自分の国じゃないからよ。母国では今よりずっと貧しかったけれど、こんな痛みは感じなかったもの」。ノルウェーに住む難民のそんな意外な声が掲載されている。

雅子さまから受け継いだ“国際感覚”

「アファマディ氏はアフガニスタンで2度投獄され、4ヶ月にわたって拷問を受け、政権への抵抗運動に参加したそうです。80年代から世界中でソ連の占領やタリバンの原理主義を批判し、レーガン大統領、サッチャー首相、ローマ教皇をはじめとする権力者や団体と面会してアフガニスタンの民主化支援を求めてきた活動家。

こうした在野の国際平和活動家としての経歴が、母親の雅子さまから国際感覚を受け継いだ愛子さまの琴線に触れたのかもしれません」(同上)

冒頭に述べたように日本にも難民が数多くおり、そうした社会問題に皇族が関心を持つことは素晴らしいことだが、一般に「日本は難民に冷たい」や「入管の待遇が強制収容所のようだ」などと言われる。こうした問題に皇族である愛子さまが関心を持つとなると、“皇族の政治活動”のようになってしまわないだろうか。

「その点は愛子さまもご理解されているはずです。なのでまず日本の難民問題ではなく、国際的に人権先進国であると言われるノルウェーの難民問題を調べようと思ったのではないでしょうか。

父親である天皇陛下の“水問題”への関わり方も参考にして、『行動ではなく、まず共感したい、皇族である自分が共感をあらわすことで、国民への範を示したい』。こうした態度を愛子さまはお持ちのようです。

考えてみれば母親である雅子さまはご病気になられた当初『妃殿下(当時)にはライフワークが必要だ』と言われたことがありました。外交官から皇室に入られたギャップや人間関係に苦しんだ雅子さまですが、こうして成長とともに“ライフワーク”を見つけつつある愛子さまの姿に日々、励まされているようですよ」(同上)

夏休みの宿題が「帝王学」

幅広い社会問題に関心を持ち、その解決策を模索する国民に共感し、寄り添うこと…

これはあえて過言すれば、“帝王学”の一つではないだろうか。少なくとも、皇族としての重要な務めであるのは間違いない。

先日、中満泉・国際連合事務次長のご進講時に愛子さまの中学生の頃につづった平和を願う卒業文集の作文が話題になった。

卒業文集のみならず、「大学の夏休みの宿題」にも気を抜かないという姿勢にまず感嘆するが、それが皇族としての務め、さらには帝王学にも繋がっていると思うと、両陛下と成長の日々を共にされた愛子さまの姿を、改めて神々しく感じてしまうのは、きっと私だけではないだろう。

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