雅子さま、中満泉国連事務次長に託した「愛子天皇」への想い 平和を紡ぐ象徴に



文/佐藤公子

両陛下のご進講

天皇皇后両陛下は今月11日、赤坂御に国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長を招き、核軍縮を巡る国際社会の情勢などについて説明を受けられた。中満泉さんは、雅子さまと同じ1963年生まれ。大学卒業後、日本人女性初の国際連合事務次長を務め、フォーチュン誌(2018年5月号)の「世界の最も偉大なリーダー50人」に選ばれるなど、政界で活躍するキャリアウーマンの象徴的存在だ。

思えば雅子さまも、ハーバード大学・東京大学に在籍の後、外務官僚として活躍され、働く女性の花形的存在だった。そんなお二人が、全く違う道に進み、30年後のいま顔を合わせることは如何ばかりの想いが興じるだろうか。

中満さんに託された愛子さま作文

また宮内庁の発表によれば、被爆者たちの体験談などをどうやって次世代に継承していくのかなどについて意見を交され、その過程で両陛下は長女・愛子さまが中学校の修学旅行で広島を訪れた感想を書いた作文のコピーを渡したという。愛子さまは中学校の卒業記念文集で「世界の平和を願って」と題した作文を発表している。

「愛子さまが発表される文章は名文が多く、読みごたえがあります。この作文の最後は『そして、いつか、そう遠くない将来に、核兵器のない世の中が実現し、広島の「平和の灯」の灯が消されることを心から願っている』と締めくくられ、愛子さまの勁い思いを十全に感じ取ることができます。

作文のコピーを受け取られた中満さんも『ご家族の中で平和のことをお話しになっている印象を受けました』とコメントを発表しており、天皇家の平和への熱い思いが伝わったものと拝見いたします」(皇室ジャーナリスト)

さらに中満泉さんは両陛下との会合を終え、愛子さまの作文を読み次のように呟いた。

Twitterより

愛子さまの想いが次世代日本の平和の象徴になるかもしれない——。そう思わせる一言だ。

一方、この報道を受け、SNS上では賛否両論が上がった。ある人は「天皇家の平和に対する真摯な姿勢が伝わってきて感動した」と称賛するが、別のある人は「公務で私的な文章を渡して、天皇になりますよアピール?」と、また別のある人は「ちゃんとコロナ対策して渡したの?」と呟いた。

愛子さまは特別である

単に中学の卒業作文を渡すだけで、どうしてここまで騒がれるのであろうか? この問題に詳し専門家は次のように指摘する。

「女性天皇や女系天皇を容認すべきという声が高まる中、天皇陛下と雅子さまの長子である愛子さまは特別の存在です。愛子天皇こそふさわしいという国民が非常に多くなってきています。

今回の騒ぎについていえば、戦没者慰霊は皇室行事の中でも格別の重さがあるため、それに愛子さまが関わったということに、『愛子さまはずっと皇室に残られ、天皇に即位されるかもしれない』という隠されたメッセージを感じずにはいらられなかったからでしょう」(皇室問題の専門家)

戦後75年にわたり天皇は平和を祈り続けてきた。昭和50年(1975)、時の皇太子殿下(現、上皇)は、天皇名代として、沖縄海洋博覧会を機会に初めて沖縄を訪問することとなったが、周囲が懸念するなか、直前には、みずから「戦没者鎮魂のため南部戦跡を訪ねたい」、「何が起きても、受けます」との強い意志を示していた。この訪問時、慰霊に訪れた「ひめゆりの塒」で、過激派から火炎瓶を投げられた。その夜、多くの犠牡を払ってきたこの地に心を存せ統けていくことが大事だと、県民に対して異例のメッセージを出した。

昭和、平成、令和と受け継がれた平和への願いは、愛子さまに受け継がれるのだろうか? これについて元宮内庁職員の小内誠一さんは次のように。

「“オッカムの剃刀”よろしく、宮内庁は必要以上の情報を決して公表しません。つまり、愛子さまの平和に関する作文を中満さんに手渡したことに“意味”はもちろんあるでしょう。愛子天皇の議論にすぐに結びつくのかは慎重な議論が必要になりますが、皇族が減り続ける中、愛子さまこそが皇室の中心に残られ、次の時代へ平和を紡ぐ象徴となられますことを願っています。雅子さまもその覚悟を決められたのではないでしょうか?」(小内誠一さん)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です