秋篠宮さま「雅子さんを側室に欲しい」「タイにいる“隠し子”に皇位を継がせたい」の想い ヨーロッパ王室ならば「妾」も「隠し子」も全然アリ



文/宮本タケロウ

ベルギー王室の「隠し子」騒動

先日(2020年10月2日)、ベルギー国王の隠し子が「王女」として正式に認められたというニュースがありました。

ベルギー人の芸術家デルフィーヌ・ボエル氏(52)が、異母きょうだいと同じ王族の権利と称号を求めて起こした裁判で、ベルギー・ブリュッセルの控訴裁判所は1日、ボエル氏を「王女」として正式に認めた

裁判所の決定を受け、ボエル氏は「王女」の称号を使用できるようになる。また、ボエル氏と2人の子どもは、アルベール2世と同じザクセン=コーブルクの姓を名乗ることができる。

アルベール2世が死去した場合には、フィリップ現国王とアストリッド王女、ロラン王子の3人と共に遺産の一部を相続することとなる。

BBC10月2日

ボエル氏はベルギーの前国王アルベール2世が不倫で儲けた子供で、長年、前国王に対して「自分を認知してくれ」と訴えてきたわけですが、ようやく認められた形です。

そして、「王女」として王族(つまり、今の国王の妹!)となるため、なんと手当も支払われ、殿下と呼ばれるようにもなるとのこと。

これからはデルフィーヌも他の王女、王子たちと同様に手当てが支払われ「殿下」と呼ばれることになる。(中略)しかし彼女は判決後初のインタビューで「欲しかったのは殿下の称号でもお金でもない」と主張、注目を集めている。

同上

確かに、国王の子供だと判明したからには、「王族」として処遇しなければ道理が通らないわけですが、手当が支給されることについては以下のように、「今までの生活は改めて王族として公務をするべきだ」という意見も出ていると言います。

これまでアーティストとして活躍してきたデルフィーヌ。今後も創作活動を続け「殿下」と呼ばれることも求めないと語っている。

とはいえ一部のマスコミからはロイヤルとして称号と手当てを得るのであれば、公的な活動をするべきという意見も。今後どのような暮らしをしていくのか注目したい。

ヤフージャパン(2020年10月6日)隠し子からベルギー王女になったデルフィーヌ・ボエル、裁判に踏み切った理由を語る「欲しかったのは称号ではない」

なかなか興味深い展開を見せたベルギー前国王の隠し子騒動ですが、日本でこういうことが起こったらどうなるのでしょうか?

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日本の皇室に「隠し子」がいたら?

そういえば、秋篠宮殿下にはタイに“隠し子”の長男がいるという噂がありますが、本当にいたらどうなるのでしょうか。日本の皇室典範では、「庶子を認めない」規定となっていますので、側室も認められていませんし、婚外子・隠し子が仮にいたとしても皇族とは認められることはないでしょう。

  • 皇室典範第六条 嫡出の皇子及び嫡男系嫡出の皇孫は、男を親王、女を内親王とし、三世以下の嫡男系嫡出の子孫は、男を王、女を女王とする。

これに対し、明治時代の皇室典範では、「正妻の子供を優先する」と書いてあるだけで、婚外子にも皇位継承権がありました。

第四条 皇子孫ノ皇位ヲ継承スルハ嫡出ヲ先ニス皇庶子孫ノ皇位ヲ継承スルハ皇嫡子孫皆在ラサルトキニ限ル

明治時代に婚外子(隠し子)の権利が定まっていたのに、それが変わったのは、戦後に新しく皇室典範を作成するときに、当時(終戦直後)の価値観から「隠し子なんて認められない!」とされたことが原因です。

したがって秋篠宮殿下に“隠し子”がいても、現行の皇室典範に基づけば皇位継承権はありませんが、それは必ずし日本の伝統には根ざしていません。そもそも一夫一妻性になったのは近代に入ってからです。

「側室も認めよ!」と衆議院で叫んだ国会議員がいた

しかも、現在の隠し子を禁じた皇室典範の制定過程で、「隠し子も認めよ!」と声高に主張されたことも実は記録に残っています。

「隠し子を認めよ!」と叫んだのは、戦後の1946年に衆議院議員に初当選した吉田安・弁護士でした。

昭和21年12月6日衆議院議事速記録にこのような質問が掲載されています。

皇位の繼承に關するその資格の問題であります。何が故に現政府は、この皇位の繼承を、皇統たる正統に基づく男系の嫡出子に限られて、同じく皇統である所の男系の庶子孫を排除されたかということであります。

私はこの鮎に對しましては、いささか當局の御眞意を解するに苦しむ次第であります。

なんとなれば、今日の新憲法の建前からいたしましても、人間は平等でなくちやならない。そこに匡別があってはならない。自由平等は新憲法の大原則でありまして、その原則をとりながら、こと皇室の皇位に關することではありませうが、同じ正統を承けたる所の、ただ庶系であるというだけの故をもって、皇族からまでも除外なされ、加うるに皇位の繼承の資格なしとなされて、これを排除される理由が、私は了解に苦しむのであります。

芦部信喜・高見勝利『皇室典範〔昭和22年〕日本立法資料全集1』信山社、1990年、281頁

昭和21年の時点で、「婚外子を差別するな!」と国会で主張した議員がいたとは驚きです。

また、吉田議員は以下のように、「男女差別もするな!」と述べています。

何故に女帝を認めないか。女帝を認めない理由奈邊にありやということを、お尋ねしたいのであります。これまた國家の悠久性を考えまする時に、女帝を認むることは決して不要のものではない、かように存ずる次第であります。

いわんや今日、新憲法の大原則たる男女平等の原則をその精神といたしまする以上は、この点と新憲法の精紳と、いささか食違いを感ずる次第であります。この点に對する金森國務大臣の御答癖を伺ひたいと思うのであります。男女平等、男女平等ということを新憲法は申しながら、それを一般國民に要求しておいて、ひとり皇位に關する点においてこれを排除なさるという理由については、割り切れないものを感ずる次第であります。

吉田議員の主張は明確ですね。

「人間を出自や性別で差別してはならない」

ということです。

側室も隠し子も認めるべき

昨今は、愛子さまの人気が高まり、主に週刊誌やインターネット上で「愛子さまを天皇に!」「女帝を認めろ!」という意見が強いですが、そういう主張をする人たちが、なぜか皇室典範の“婚外子差別”についてはダンマリなのはなぜでしょうか。

ベルギー国王の隠し子・ボエル氏は、法律婚を経ないで生まれた子供ですが「王女」の称号を得ることになりました。

これは1991年にベルギーで王位継承法が改正されたことが背景にあります。それまでベルギーでは国王の男系の子孫しか王子もしくは王女だと認められませんでしたが、この法改正により国王の子どもや孫のすべてが、母親と婚姻関係にあるかどうかは無関係に、王子や王女として認められるようになったのです。

いかがでしょう。「女だろうが男だろうが、結婚しようがしまいが、平等の価値がある」というのは当然のことだと思います。

女性・女系にも皇位継承権を認めるならば、婚外子にも皇位継承権を認めるべきだと思うのは、きっと私だけではないでしょう。保守の人は反対でしょうがリベラルは賛成されることでしょう。また歴史を振り返れば、前支配者(天皇、皇帝、王)の正妻を後の支配者が側室・正室に迎えることはしばしばみられます。紀子さまのとの仲が色々と噂される秋篠宮殿下におかれては、即位された後、雅子さまを側室にお迎えするというのも妙案かもしれません。また噂されるタイの隠し子を「皇太子」として連れてくるのも素晴らしい案です。

自由な家風を重んじられたリベラルな秋篠宮殿下のことです、こういった古い伝統をもとにした新たな価値観の創造には積極的に賛同されることでしょう。もちろん秋篠宮殿下が、実際に雅子さまの側室を熱望しているとか、本当に隠し子がいるというコトではなく。仮にそのようなコトが起こり議論になれば、国民はそれを積極的に認めるべきであり、秋篠宮殿下はそれを喜んで受け入れるだろうというコトです。

だって、先進的なヨーロッパの王室はほぼみんなそうなっているのですから。

日本の皇室も、婚外子を差別する古い価値観を改めて、ベルギー王室並みに前に進んでもらいたいものですね。国民から愛される令和皇室が、さらに愛される次世代の皇室に繋がりますように。

(※記事中、編集部による一部修正あり)

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