紀子さま「国民を赦してやってもいい」の慈悲に、眞子さま「圭くんを天皇に即位させてあげたい」の悪乗り



文/佐藤公子

天皇家と秋篠宮家に対するメディアの反転

“立皇嗣の礼”が11月8日に決まった。秋篠宮家派の一部の国民はこれを大いに喜び「秋篠宮家が皇統を守ります」とか「皇太子に代々伝来された“壺切りの御剣”が天皇陛下から皇嗣殿下に渡され、これは聡明な悠仁さまにも引き継がれる。愛子さんに渡らなくてよかった」といった声が相次いで聞かれた。コロナ禍も落ち着き、観光地には賑わいが戻ってきている。“立皇嗣の礼”を執り行うことができることに皇嗣職はほっと胸をなでおろし、安堵の表情を浮かべている——かと思いきや実情は必ずしもそうではないようだ。

「“立皇嗣の礼”が終われば、眞子さまの一件が矢面に立つことになります。11月20日の秋篠宮殿下の誕生日会見でも何らかの発表をしなければなりませんし、眞子さまがどのタイミングで“お気持ち”を発表されるのかもわからない状況です。秋篠宮家の皆様は『気が気でない』状況だとは思います」(皇嗣職)

今から3年と少し前、2017年9月に眞子さまと小室圭さんの婚約内定が発表され、同年12月に母・佳代さんの金銭問題が明らかになってからというもの、秋篠宮家の逆風が強まっている。結果、2018年2月6日に宮内庁は、眞子さまの“お気持ち”を発表し、同年3月に予定されていた“納采の儀”の2年延期を決定した。

メディアからの寵愛を一身に受けた秋篠宮家が「崩れ去った」瞬間でもあった。

「数年前まで秋篠宮家が理想的家族として報じられ続け、皇太子家(当時)に引退や離婚を薦めていた識者は一体なんだったのでしょうか…。小室圭さんの実像が明らかにされてからというもの、両家の評価はひっくり返りました」(全国紙記者)

女性週刊誌に加え、西尾幹二・山折哲雄といった識者たちが、こぞって秋篠宮家を激賞し、雅子さまを激しくバッシングしていたことは夙に知られる(西尾幹二『皇太子さまへのご忠言』ワック2008、山折哲雄「皇太子殿下、ご退位なさいませ」『新潮45』2013年3月号)。

しかし平成の終わりごろになると風向きが変わり、秋篠宮家の家庭内不和が明るみになり、天皇家が理想的家族として称賛されるようになった。これまで自分たちが行ってきた言動をすっかり忘れ、記憶喪失になったのかと驚くほどだ。

「週刊誌を軽薄だと批判するのは容易ですが、『報じたくても報じられなかった』という平成時代の報道統制のいびつさに注意を向けるべきでしょう」(皇室ジャーナリスト)

雅子さまを称賛する記事を書こうとすると、上からストップがかかり美智子さまや紀子さまの称賛記事に変えられる――。よく聞かれるようになった平成時代の週刊誌編集室の一幕だ。

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国民の想い、紀子さまの想い

このようなメディアの華麗な“手のひら返し”に心を痛めているのは紀子さまだ。さる宮内庁職員は次のように近況を語る。

「紀子さまは週刊誌を欠かさずチェックされ、時折『皇室への敬意は国民の義務です。掲載する写真を代表撮影だけにしてほしい』などとご要望をこぼされます。宮内庁に対し『この記事は表現に過誤があるので、出版を差し止めて欲しい』との要望が寄せられたこともありましたが、“事実を報じた記事”にクレームをつけるわけにもいかず対応に苦慮しています」(宮内庁職員)

平成時代、美智子さまを揶揄する報道にはすぐに対応してきた宮内庁だが、紀子さまについてはそのような体制は整っていないようだ。また紀子さまに近しい関係者は次のように。

「今年6月に、殿下が総裁を務める済生会病院にガウン500着を寄贈した時には秋篠宮家を褒めたたえる記事が多く出ました。ですがニュースのコメント欄やツイッターでは『人気取りですか?』『眞子さまの件を先に解決して欲しい』という声が目につきました。紀子さまにはこれが堪えていたようで、『どうしてなの?』『美しい日本と皇統を守っているのは秋篠宮家です』と何度も仰っていました。

また週刊誌も、秋篠宮家に批判的な民意を受けてでしょうか、眞子さまの結婚問題に加え、佳子さまの新恋人報道、そして紀子さまが女性宮家創設を画策しているといった論調を続けました。こちらについても紀子さまは『この表現には改善の余地がある』とこぼされるなど、表現の自由について持論をお持ちのようです。

精神的ストレスが絶えないものと拝察いたします。深夜担当の警備員は『紀子さまの寝室から“歯ぎしりの音”が廊下まで聞こえてきた』とジョークを飛ばすほどです」(秋篠宮家関係者)

美しき紀子さま

慈悲の紀子さま「国民を赦します」

皇嗣家の宮妃となった紀子さまにはこれまで以上の注目が集まる。「有名税」という言葉があるが、雅子さまがそうだったように、メディアからの批判に耐えることも「試練」の一つになるだろう。だが、紀子さまのある知人は「すでに紀子さまは精神的な高みに達していらっしゃる」と絶賛する。

「この前、紀子さまとお電話する機会を頂き、眞子さまの件などについて『ご苦労も絶えないかと思いますが、どうぞ無理をなされませんように』と申しましたところ、紀子さまは『大丈夫です』と凛として仰いました。

その力強いお言葉は慈悲に満ちており、『すべての国民を赦してやってもいい』という優しいメッセージが込められていました。紀子さまの中には“慈愛の国母”とうたわれた美智子さまの覚悟が確実に受け継がれているように思います。このご覚悟こそが先の9月11日に発表されました誕生日文書の『長女の気持ちをできる限り尊重したい』の一言に込められているものと拝察いたしたします」(紀子さまのご友人)

美智子さまが国民を“慈しみ愛した”ように、紀子さまは国民を“慈しみ憐れんだ“のだろう。まさに美智子さまの後継者は紀子さまなのだ。このような状況に先の皇室ジャーナリストは次のように総括する。

「確かにこの頃の紀子さまには“達観”のようなものが備わってきていると聞いています。眞子さまの問題は、自然法爾(じねんほうに)に委ねるしかない――といった悟りを得たのかもしれません。

このような紀子さまの心境変化に、小室圭さんは『あれ?まだ国民の祝福は得られていないけど、紀子さまから結婚許可が下りたの?』と早とちりしているかもしれません。眞子さまに至っては『堂々と一時金を貰って、早く圭くんと結婚して子供を授かりたい』ですとか『圭くんと皇室に残って、いつか天皇に即位させてあげたいな』と考えていてもおかしくないでしょう」(皇室ジャーナリスト)

小室圭さんも母・佳代さんもメディアに対しては沈黙を貫いているが、結婚の準備は着々と進めているという。眞子さまのお気持ちも依然として「結婚一択」であるという。はたして紀子さまの想いはどのように帰着するのであろうか?

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